昔読んだお話で「あれ❓」と思ったこと、ありませんか。
流れは同じだけれど細かいところや結末が違ったり…。
再話の場合、そういうことがよくあります。
昔話や伝説は地域性が出るし、海外の童話・名作の場合は翻訳者やその時代、また対象年齢によっても変わるのでね。
有名な昔話「三枚のおふだ」だって、本によって色々。
小僧さんが山に行った理由も、
・仏様にあげる花を摘むため
・栗拾い、もしくは山菜採り
・和尚さんのお使いで出かけた帰り
その他、遠い親戚だというおばさんが寺にきて「うまいものいっぱいご馳走してやる」と言われ、山姥だからやめておけという和尚さんの忠告を聞かずに小僧さんが出かけていく…なんていうのもあったはず。
もちろん結末も色々で、
・葛籠に小僧さんを入れて井戸に吊るし、水面に映った小僧さんをみた山姥が井戸に飛び込み溺れて死ぬ
・和尚さんに煽てられて変身、小さな虫になって殺される
・豆粒ほどに小さく変身、餅に包んで食べられる
・鶏の鳴き真似で朝がきたと思い山に逃げ帰る
…等々、主なものだけでもこんなにバリエーションが。
本屋さんや図書館で、子供の頃に読んだお話を手に取ってみてください。
新しい発見があるかもしれませんよ。
コメントを残す